「公認会計士になった後、どのような服装をすればいいかわからない」
「公認会計士はスーツを着るのが基本なの?」
「面接のときどんな服装をすればいいか悩んでいる」
公認会計士試験に合格した方は、就職にあたりこのような疑問を抱くことがあるでしょう。
服装は、第一印象を左右する重要なポイントです。
公認会計士がどのような場面でどのような服装をしているのか知っておかないと、相手に悪い印象を与えてしまうかもしれません。
今回の記事では、公認会計士がするべき服装をシーン別や男女別に分けて詳しくご紹介していきます。
内容を簡単にまとめると以下の通りです。
- 公認会計士が着る服装を知る重要性
- 公認会計士に人気の就職先と服装の違い
- シーン別に公認会計士の服装を解説
- 男女別に公認会計士の服装を解説
- 面接時の服装
それでは、それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
目次
就職前に知っておくべき!公認会計士が着る服装を知る重要性
そもそもなぜ、公認会計士が着る服装について知っておくべきなのでしょうか。
勤務先での服装は、第一印象を左右する重要な役割を担っています。
キャリアをコツコツと築いていく上で、相手に与える印象はとても重要です。
公認会計士は、信頼性や専門性が求められる職種です。TPOに合った服装をすることは、クライアントや仕事仲間に自分がプロフェッショナルであるという印象を与えます。
特にクライアントとの信頼関係は、スムーズに仕事を進める上でとても重要です。クライアントの雰囲気に合った適切な服装をすれば、クライアントに良い印象を与えます。
ですがクライアントの社風や雰囲気と異なる服装をしてしまうと、クライアントは「自社に興味がないのか」と感じてしまうかもしれません。
さらに、公認会計士は働く監査法人や事務所によってドレスコードが異なることがあります。
入社前に事務所の傾向や企業文化を意識して、それに合った服装を選ぶことで、しっかりしたマナーのある仕事仲間だと認識してもらえます。
関連記事:監査法人の社風とは?就活成功のためのチェックポイント
公認会計士に人気の就職先は?服装の違いはある?
公認会計士の就職先としては、監査法人や公認会計士事務所や税理士法人、コンサルティングファームなどが挙げられます。
公認会計士というと、スーツを着るというイメージがあるかもしれません。
ですが監査法人などではビジネスカジュアルやオフィスカジュアルを推奨するところも増えています。
ただし、服装の規定については、監査法人や事務所によって異なるため、就職先の担当者や上司に確認するのがおすすめです。
シーン別に解説!公認会計士に求められる服装
公認会計士に求められる服装について、以下のシーン別に詳しく解説していきます。
- 事務所内での服装
- クライアントと会うときの服装
それぞれのシーンでどのような服装をするべきなのか、詳しく見ていきましょう。
事務所内での服装
事務所出勤日には、多くの公認会計士がカジュアルな服装を選ぶ傾向にあります。
オフィスカジュアルやビジネスカジュアルと言われる、スーツよりもカジュアルな服装をしている公認会計士が多いでしょう。
オフィスカジュアルの基準は、勤務先によって異なります。勤務先によってはスニーカーやパーカーなどのカジュアルな服装が許される場合もあり、ラフで着心地がいい服を着用している人もいます。
クライアントと会うときの服装
監査法人では、クライアントを訪問して監査作業を行うことを「往査」といいます。
クライアントと会う往査日は、基本的にスーツを着用します。
さらに、クライアントに合わせて服装の雰囲気を変える公認会計士もいます。
例えば、クライアントがきっちりしているタイプの場合はフォーマルなスーツをしっかり着こなし、カジュアルな雰囲気の場合は自分もラフな雰囲気に寄せる、など柔軟に対応していくと、クライアントからの印象が良くなるでしょう。
また、基本的にスーツを着用する往査日ですが、クライアントがクールビズを推奨している場合は、ネクタイやジャケットなしという選択もできます。
【男性編】公認会計士に求められる服装を解説
ここでは男性の公認会計士に求められる服装について、詳しく解説していきます。
スーツはダークカラーが基本
クライアントと会う往査日は、落ち着いた雰囲気のダークカラーのスーツがおすすめです。
特に、きっちりした印象の強いクライアントと会うときは、落ち着いた雰囲気を出せる暗い色合いのスーツを選ぶのがいいでしょう。
ネクタイの色はある程度自由度が高くなっています。派手すぎず、その場の雰囲気に合った色合いや柄のものを選ぶようにしましょう。
クライアントのコーポレートカラーに合わせたり、柄や色合いに気を遣う公認会計士も多く見られます。
ビジネスカジュアルはクライアントに合わせる
クライアントがビジネスカジュアルを推奨している場合、きっちりしたスーツは堅苦しい印象を与えてしまうかもしれません。
そんなときは、やわらかい印象を与えるビジネスカジュアルを意識して服を選ぶのがおすすめです。
ビジネスカジュアルを取り入れる場合でも、社長や役員と会う場合はスーツやネクタイをしたり、スニーカーは避けたりと、TPOに合わせた服装をするようにしましょう。
事務所内ではカジュアルに!スニーカーOKな監査法人も
事務所内ではカジュアルな服装が一般的で、監査法人によっては男女問わず、ジーンズやスニーカー、パーカーの着用を許可している場合があります。
職場の雰囲気に合わせて、先輩の職員がどのような服装を着用しているか参考にしながら服を選ぶのがおすすめです。
【女性編】公認会計士に求められる服装を解説
ここでは女性の公認会計士に求められる服装について解説します。
女性の場合、スーツの色は明るいカラーでも大丈夫ですが、服の素材や装飾品についても意識するといいでしょう。
スーツの色はダークカラーやベージュなど
スーツは暗めのカラーだけでなく、明るめのベージュカラーでも大丈夫です。
女性のスーツにはスカートタイプとパンツスタイルがありますが、どちらでも大丈夫なことが多く、どんなスーツのタイプを選ぶかということよりも、清潔感があるかどうかが重要になります。
ビジネスカジュアルはシャツやブラウス、スカートなど
ビジネスカジュアルの服装については、パンツスタイルからスカート、カーディガン、ブラウスまでさまざまな選択肢があります。
クライアントがどの程度のビジネスカジュアルを好むかに合わせて、適切なスタイルを選ぶようにしましょう。
オフィス内での服装は比較的自由度が高いため、スニーカーやパーカーといった服装が許可されていることもあります。環境に合わせて、柔軟に選ぶのがおすすめです。
女性の服装は素材や装飾に注意
服の素材や装飾品に注意して服を選ぶことが重要です。
透け感のある素材やシワが目立つ素材、ゴテゴテした装飾、露出が高い服は避けるようにしましょう。相手からの信頼を損ねる可能性があります。
アクセサリーもクライアントに合わせて選びます。シンプルで上品な印象を与えるアクセサリーは、さまざまな場面で使いやすいでしょう。
メイクは、清潔感と上品さを意識したスタイルがおすすめです。
肌のトーンを整えるファンデーションや血色感をプラスするチーク、自然な色のリップなどを用いて、プロフェッショナルな印象を与えるメイクにしましょう。
ビジネスシーンでは、目立ちすぎるラメや派手な色の使用は控えるのが望ましいです。
面接時の服装はスーツが基本
会計事務所や監査法人に就職を希望する方は、面接を受ける機会があるでしょう。
面接時は、スーツを着るのが基本です。
面接官がカジュアルな服装だったり、ビジネスカジュアルを推奨している事務所だったりした場合でも、基本的にはスーツを着用して面接を受けるのが望ましいです。
近年はweb面接を行う法人や事務所も増えていますが、web面接の場合でも気を抜かず、スーツを着用しましょう。
画面越しでもしっかり身だしなみを整えていることで、面接官に好印象を与えます。
まとめ
今回の記事では公認会計士の服装についてご紹介しました。
記事の内容を簡潔にまとめると、以下の通りです。
- 公認会計士が着る服装を知ることで相手から信頼を得られる
- 服装の規定は就職先によって異なるので要チェック
- 事務所内ではカジュアル、往査日はスーツが基本
- 男性はダークスーツが基本、場面に応じてビジネスカジュアルも
- 女性は明るいカラーのスーツもOK、装飾品や露出に注意
- 面接時はスーツ着用が基本
TPOに合った服装を選ぶことで、クライアントや仕事仲間から信頼を得られます。
しっかりとしたキャリアを築くために、服装にも気を遣える公認会計士を目指しましょう。