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監査法人の採用選考とは?大手・準大手の特徴と求人情報のチェックポイント

監査法人の採用選考とは?大手・準大手の特徴と求人情報のチェックポイント

「監査法人の採用で内定を勝ち取りたい」「大手・準大手の監査法人への就職は、選考プロセスが厳しそう」と感じている就活生の方はいませんか?

監査法人の採用選考は公認会計士試験を突破した就活生同士の競争が激しく、求人情報のチェックポイントを着実に見極めなければなりません。本当に自分にマッチする企業に就職するためには、監査法人ごとの採用傾向を把握することが重要です。

今回の記事では、監査法人への就職を目指す就活生の方に向けて、以下の内容を解説します。

  • 監査法人の採用選考の特徴と就活のコツ
  • 採用情報のチェックポイント
  • 大手・準大手の求人情報
  • 監査法人の採用選考の傾向と対策

BIG4や準大手、中小まで、一口に監査法人といっても特徴によって、求人情報の見方や採用選考の取り組み方が異なります。

監査法人への就職活動を有利に進め、希望通りの就職を実現したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

監査法人の採用選考の特徴と就活のコツ

監査法人への就職を目指す就活生の前には、採用試験という厳しいハードルが立ちはだかっています。特に公認会計士試験に合格した他の新卒生と、高い競争率で就職活動を戦わなければなりません。

そのため、選考に向けた準備やコツを押さえた対策が重要となります。

以下の3つの項目で、監査法人の採用選考の特徴を具体的にご紹介します。

  • 監査法人の就職に学歴は関係ある?
  • 採用プロセスと就活生が知っておくべき注意点
  • 監査法人選びのコツ

では、ひとつずつ見ていきましょう。

監査法人の就職に学歴は関係ある?

監査法人の採用選考では、学歴が重視されることが多いです。BIG4や準大手など法人規模が大きくなるにつれて、より一段と学歴志向が強くなります。

慶應義塾大学とゆかりの深い公認会計士三田会の調査によると、2023年度公認会計士試験の大学別合格者ランキングは以下の通りです。

2023年度公認会計士試験 大学別合格者ランキング

ランキング大学名合格者数(人)
第1位慶應義塾大学165(昨年度比 -22
第2位早稲田大学128(昨年度比 +19
第3位明治大学101(昨年度比 +15
第4位東京大学56(昨年度比 -1
第4位(↑5同志社大学56(昨年度比 +12
第6位(↓1中央大学55(昨年度比 +1
第7位(↑1京都大学50(昨年度比 +3
第8位(↓1神戸大学44(昨年度比 -6
第9位(↓4立命館大学38(昨年度比 -16
第9位一橋大学38(昨年度比 ±0)
第9位(NEW!法政大学38

第1位の慶應義塾大学は、49年間連続で首位の座を守り続けています。このように、慶應義塾や早稲田など日本の難関大学から毎年公認会計士が多数誕生し、大手監査法人に採用される傾向があります。そのため、学歴で就職活動に高い壁を感じる就活生もいるかもしれません。

しかし、実際の監査法人の採用選考では、学歴だけではなく、コミュニケーション能力やチームワークの経験も重視されます。学生時代の活動で培ったスキルや、公認会計士として応募先企業で働きたい熱意なども評価されるため、自身の強みをアピールすることが重要です。学歴にとらわれず、多角的な視点で応募者が評価される監査法人への採用選考に向けて、自己分析や企業分析を綿密に行い、選考に備えましょう。

参照:【公認会計士 三田会】年度別合格者数一覧

令和5年公認会計士試験の概要 短答式試験受験者等対象

区分
願書出願者総数20,317(前年比 +1,528
短答式合格者数2,103(前年比 +124
最終合格者数1,544(前年比 +88
合格率7.6%(前年比 -0.1%

令和5年公認会計士試験は、令和5年11月17日に合格者が発表されました。令和4年の公認会計士試験は、願書提出者総数20,317人、論文式受験者数4,192人、最終合格者数1,544人となっています。合格率は7.6%でした。願書出願者総数が前年より8.1%も増加しています。

監査法人選びのコツ

監査法人を選ぶ際には、企業の規模や業務内容、社風、給与体系、研修制度などを総合的に把握することが大切です。

例えば、4大監査法人など大手になるほど国際的な案件が多く、グローバル志向の方に合うかもしれません。一方で、準大手や中小の中には地域密着型の監査法人も多くあります。「地域社会に貢献したい」「顧客との距離感をより身近に感じたい」といった働き方に向いているでしょう。

自分のキャリアビジョンや働きたい環境、価値観に合うかどうかを深く考え、情報収集をしっかりと行いましょう。特にインターンシップや業界研究セミナーへの参加、先輩の公認会計士からの生の声なども効果的な情報収集の方法です。自分らしく働ける監査法人を選ぶことで、自身のキャリアを広げる働き方ができます。

監査法人の採用情報のチェックポイント6つ

監査法人への就職を考える際、自分に合った企業を見つけるために、以下の6つのチェックポイントを意識しましょう。

1. 収入・待遇

監査法人の初任給はどの監査法人も大きな差は見られません。概ね30万円前半が一般的です。

ただ、年収の違いはそれぞれの監査法人により異なります。

下記ページで詳しく説明していますので、ご覧ください。

2. 仕事内容

監査法人の仕事内容は企業規模や専門領域、クライアントの業種によって大きく変わる場合があります。例えば、有限責任監査法人トーマツ(Deloitte)などBig4では、多種多様な産業に対応しており、国際的な案件にも関わるチャンスがあります。

自分が興味を持つ業務内容を明確にし、監査法人を選ぶことが重要です。

例えば、グローバルな視野を広げて国際的なプロジェクトに携わりたい方は大手が向いています。地域社会とのつながりを重視する方は中堅などを選ぶと良いでしょう。

就職する監査法人によってキャリアパスが大きく変わるケースが多いため、慎重な情報収集と自己分析が大切です。

3. 福利厚生・研修制度

社員の働きやすさやキャリアアップをサポートする福利厚生や研修制度が充実しているか確かめましょう。定期的なスキルアップ研修や、海外の連携企業との交流プログラムがある企業もあるなど、就職先によってさまざまな制度が整っています。

自身のキャリアビジョンを見据えた上で、将来的なキャリア形成に有利な企業を選びましょう。

4. 勤務地

勤務地によってライフスタイルに大きな影響があります。そのため、本社所在地はもちろん、国内外の地域拠点もチェックしましょう。また、引っ越しをともなう異動がどの程度あるかの確認も重要です。

一般的に、都心部の監査法人では通勤が便利で、多くのクライアントとの接点があります。地方の監査法人の場合、地域社会とのつながりや住みやすい環境が魅力です。

5. 社風

長期的な職業人生において、就職先の社風や働く人々の価値観は非常に重要です。働きやすさや自己成長にも大きく影響します。

例えば、オープンでコミュニケーションが取りやすい社風の監査法人なら、新人でも意見を出しやすい環境だからです。

法人説明会などで事前に確認できる場合が多いので、よくリサーチしましょう。

6. キャリアパス

自身の将来を見据えて、企業がリードするキャリアパスや成長できるチャンスを把握することも大切です。組織内でのキャリアパスが明確なほど、自身の将来設計に直結するためです。

具体的には、専門分野への進出支援や、マネジメントへの道を提供している監査法人もあります。自分の目指す方向に向かって、企業がしっかりとサポートしてくれるかを見極めましょう。

BIG4と準大手監査法人の違い

BIG4と準大手監査法人の違いは、公認会計士としてのキャリア選択において非常に重要です。両者は規模や国際性だけでなく、働き方やキャリアパスにおいても異なる点が多く、その違いが自分に合った職場を見つけるための指針となります。

ここでは、規模の違いがもたらす影響、キャリアパスの違い、働き方の柔軟性と環境の違いについて詳しく解説します。

規模の違いがもたらす影響

BIG4は、世界中にネットワークを持ち、グローバルに活躍する多国籍企業や国内の大手企業の監査を手がけています。そのため、規模の大きさがもたらす影響として、国際的なプロジェクトに関わる機会が豊富であり、英語力や国際感覚を磨ける環境が整っています。

一方、準大手監査法人は、規模が小さく、国内中小企業や地域密着型のクライアントが中心となります。このため、幅広い業務を経験しやすく、クライアントとの距離が近いため、早い段階でクライアントの経営に深く関与する機会が得られることが特徴です。

キャリアパスの違い

BIG4では、特定の業務に専門特化したキャリアを築きやすい一方で、国際的なキャリアを目指すことができます。例えば、海外赴任や国際的なクライアントとの業務を通じて、グローバルに活躍する公認会計士としての道が開かれています。また、内部昇進のシステムが整っており、パートナーを目指すキャリアパスも明確です。

一方、準大手監査法人では、若手のうちから幅広い業務を担当し、早期に責任あるポジションに就くことができます。特に、中小企業やベンチャー企業の監査を手がけることで、クライアントの経営全般に関わることができ、多岐にわたるスキルを磨くことができます。また、準大手では、内部昇進が比較的早く、パートナーシップへの道が開かれやすい点も魅力です。

働き方の柔軟性と環境の違い

BIG4は、その規模の大きさから組織としての統制が厳しく、働き方においてもルールが明確です。しかし、近年ではテレワークやフレックスタイム制度など、働き方の柔軟性を高める施策が導入されています。これにより、ワークライフバランスを重視する働き方も可能になっています。

一方、準大手監査法人では、規模が小さい分、個々の事情に合わせた柔軟な働き方が許容されやすい環境にあります。例えば、テレワークの導入や時短勤務など、社員のニーズに合わせた柔軟な働き方が可能です。また、職場のアットホームな雰囲気やチームワークを重視した風土も、働きやすさにつながっています。

これらの違いを理解することで、自分のキャリアに合った監査法人を選ぶ手助けとなるでしょう。BIG4で国際的なキャリアを目指すか、準大手で多岐にわたる業務経験を積むか、自分の目指すキャリアに合った選択をすることが重要です。

BIG4の採用情報

以下は、四大監査法人(BIG4)の採用情報です。前述の「監査法人の採用情報のチェックポイント7つ」に基づき、特徴を簡単にまとめました。

具体的にひとつずつ確認していきましょう。

有限責任あずさ監査法人(KPMG)

名称:有限責任あずさ監査法人(KPMG)

監査法人の特徴

全国主要都市に拠点を持ち、約6,000名のスタッフが働くBIG4のひとつです。

大手企業を中心に監査や保証業務をはじめ、各種アドバイザリーにも強みを持ちます。特にIFRS基準の任意適用企業や金融機関、IT企業などを対象に、グローバル視点も交えた支援サービスを提供します。

初任給月額320,000円
仕事内容監査業務、アドバイザリー業務
福利厚生・研修制度充実した社会保険、各種休暇休業制度、海外派遣プログラム
企業規模従業員数6,295名(2023年8月現在)
勤務地本社所在地・東京、全国主要都市に事務所やオフィス、全国・海外転勤の可能性あり
社風明るく風通しの良い組織文化
キャリアパス監査のエキスパート、デジタル人材やグローバル対応人材の育成

就活ポイント

監査やアドバイザリーだけではなく、金融やIPO支援、グローバル業務など、入社後に配属された部署にかかわらず、幅広い経験とスキルを身につけられます。クライアントの規模や業種で対応を限定しない企業方針のため、あらゆるジャンルでどのような変化にも対応できる人材育成を目指しているのが特徴です。

参照:あずさ監査法人 – KPMGジャパン
参照:あずさ監査法人|会計士採用情報|定期採用|募集要項
参照:あずさ監査法人|会計士採用情報|定期採用|私たちが伝えたいこと

EY新日本有限責任監査法人

名称:EY新日本有限責任監査法人

監査法人の特徴

アシュアランス(保証)、コンサルティング、ストラテジー・アンド・トランザクション(企業戦略と取引支援)、税務の4つのサービスラインを総合的に提供する4大監査法人のひとつです。

グローバルネットワークを背景に監査はもちろんアドバイザリーや不正調査、コンプライアンス対応支援まで、国や地域を超えた質の高い業務が魅力です。日本では、東京を中心に北海道から沖縄まで全国に事務所を展開しています。

初任給月額320,000円
仕事内容アシュアランスサービス、監査・保証等
福利厚生・研修制度社会保険、クラブ活動、法人契約スポーツクラブ
企業規模従業員数5,859名(2023年8月現在)
勤務地本社所在地・東京、全国・海外転勤の可能性有り
社風最先端のデジタル技術の活用強化、個人レベルのグローバル対応力向上
キャリアパス大規模クライアントの主査や複数クライアントの監査業務全般を統括するマネージャーまたはシニアマネージャー職、法人の出資者かつ経営にも関与するパートナー職

就活ポイント

「Building a Better Working World〜より良い社会の構築を目指して」を企業 のパーパス(存在意義)として掲げるEY新日本は、Big4の一員としてグローバルな業務の多い監査法人です。

Assurance4.0を推進し、次の世代の監査や保証サービスのビジネスモデルのためデジタル技術への対応を続けています。グローバルグループの強みを活かして、世界共通の人材育成フレームワークを通じた総合的なキャリアパスをサポートします。

参照:EY新日本有限責任監査法人 法人案内 | EY Japan
参照:EY新日本有限責任監査法人定期採用サイト

有限責任監査法人トーマツ(Deloitte)

名称:有限責任監査法人トーマツ(Deloitte)

監査法人の特徴

日本初の全国規模の監査法人として1968年に誕生しました。創立当初の東京、名古屋、京都、大阪、福岡の5都市から、全国約30都市のネットワークへと成長。

デロイトとの業務提携を通じて国際化にも対応し、品質第一で監査・保証業務とアドバイザリーサービスを提供しています。

初任給月額320,000円
仕事内容監査業務
福利厚生・研修制度社会保険、生命保険、不妊治療サポート、アナリティクス関連研修プログラム
企業規模従業員数7,534名(2023年8月現在)
勤務地本社所在地・東京、全国30ヶ所への転勤の可能性有り
社風質実剛健、品質最重視
キャリアパスアセッサー制度、ビジネスセレクト(海外駐在員制度)

就活ポイント

品質を最重視する質実剛健な社風で知られ、さまざまな変化の波をくぐり抜け企業価値の向上と持続的な成長支援を展開してきました。倫理観と誠実な共通の価値観を組織文化の土台に置き、「人財」活用を通して創業以来の事業である監査業務の信頼性を高めています。

監査だけではなく税務、法務、コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリーといった総合コンサルティングをデロイト トーマツ グループ全体で実行している点も特色です。

参照:沿革|コーポレート:会社案内(有限責任監査法人トーマツ)|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
参照:包括代表からのご挨拶|コーポレート:会社案内(有限責任監査法人トーマツ)|デロイト トーマツ グループ|Deloitte
参照:有限責任監査法人トーマツ 採用サイト

PwC Japan有限責任監査法人

名称:PwC Japan有限責任監査法人

監査法人の特徴

グローバルなPwCネットワークの監査スキルと最新技術を活用し、世界水準の質の高い監査業務が特徴です。

デジタル社会への対応を推進し、監査業務はもちろん、非監査業務においても社会の重要課題のソリューション支援を提供しています。

初任給月額398,510円
仕事内容監査およびアシュアランス
福利厚生・研修制度社会保険、ベビーシッター補助、資格取得支援制度
企業規模従業員数2,892名(2023年8月現在)
勤務地本社所在地・東京、全国転勤の可能性有り
社風オープンなコミュニケーション、裁量の大きさ
キャリアパスオープンエントリープログラム(異動支援制度)、グローバルモビリティ(海外派遣プログラム)

就活ポイント

自由な意見を安心して提案できるオープンな社風で知られています。品質やコミュニケーション、誠実性を第一とする「integirity(誠実、真摯、高潔)」を組織文化の土台に置く法人です。

社内全体で社員を信頼する風土が根付いており、裁量が大きい点もPwCあらたの働きやすい環境を象徴しています。

参照:PwC Japan有限責任監査法人概要 | PwC Japanグループ
参照:PwC Japan有限責任監査法人 総合採用サイト | PwC Japanグループ

準大手監査法人の採用情報

以下は、準大手監査法人5社の採用情報です。

各法人の特徴を簡単に確認していきましょう。

仰星監査法人

名称:仰星監査法人

監査法人の特徴

「最大ではなく、最強を目指す」のグループスローガンの下、独立精神で意欲的にクライアントへの支援を続けています。監査・保証業務や株式上場(IPO)支援、コンサルティングサービスが主軸です。特に地方公共団体や国関連機関やNGOでのパブリック関連業務など、監査や会計、コンサルティングの高いスキルを活用した幅広いサービスを提供しています。

休暇制度では、2021年度の男性の育休取得率77%で、グループを挙げて100%を目指している点も注目です。

初任給月額320,000円
仕事内容監査業務、IPO支援業務、コンサルティング業務
福利厚生・研修制度社会保険、公認会計士研修費用の法人負担あり
企業規模従業員数381名(2023年8月現在)
勤務地本社所在地・東京、転勤の可能性有り(エリア限定勤務あり)
社風多様な人材や業務内容で経験の幅を重視
キャリアパスパブリックやFAS業務など自分のやりたいサービスラインを選択

就活ポイント

風通しの良い職場で、新卒からベテランまで自由なコミュニケーションが特色です。会計士試験合格後、新卒採用の社員や中途採用のメンバーも多く、多様な経験を大切にして切磋琢磨できます。

監査業務を基礎とし、コンサルティングのスキルを培ってスキルアップしたい方にも適したキャリアパスが待っています。

参照:仰星監査法人
参照:採用情報|仰星監査法人

三優監査法人

名称:三優監査法人

監査法人の特徴

三優監査法人は、1986年10月、3名の代表社員が設立した監査事務所からスタートしました。大阪、福岡、名古屋、札幌と事務所を設置し、国内拠点を拡大。「対話-Communication-」、「協働-Cooperation-」、「挑戦-Challenge-」の3つの価値観を法人の行動規範とし、社内外のコミュニケーションを誠実に成長と信頼を築く姿勢を貫いています。

世界第5位のBDOアカウンティングネットワークを活用し、グローバルベースのサービスにもきめ細やかな対応を行う法人です。

初任給月額325,000円
仕事内容法定監査(金商法・会社法等)、株式上場支援業務、海外向け財務諸表監査、財務調査・その他の任意監査ほか
福利厚生・研修制度社会保険、入所支度金、新人研修をはじめ各種研修制度あり
企業規模従業員数322名
勤務地本社所在地・東京、東京・大阪・名古屋・福岡・札幌への転勤の可能性有り
社風オープンで協力的
キャリアパスシニアマネージャーやパートナーなどマネジメント職

就活ポイント

業務内容の異なるIPO準備と監査を1年目から複数社経験できるなど、公認会計士としてのキャリアパスを積極的に望める環境が整っています。

風通しの良さ、フットワークの軽さをはじめ、現場の監査責任者であるパートナーに相談しやすいため、スピーディーに問題解決と業務の円滑化を果たせます。

参照:三優監査法人 – BDO
参照:新卒・キャリア採用情報 – 三優監査法人

太陽有限責任監査法人

名称:太陽有限責任監査法人

監査法人の特徴

国内12ヶ所、海外ジャパンデスク18カ国・24ヶ所を有する人員数1,196名の中堅監査法人です。国際会計事務所ネットワーク・Grant Thorntonのメンバーであり、世界水準の高品質な監査業務を強みとしています。

国内第4位の上場企業の監査クライアント数を誇り、民間企業や公共団体など1971年の設立以来の経験に裏打ちされた信頼あるサービスを提供しています。

初任給非公表
仕事内容IPO業務、監査業務、国際業務、パブリック、アドバイザリー、金融業務
福利厚生・研修制度子育て支援制度、海外駐在制度
企業規模従業員数1,196名(2023年8月現在)
勤務地本社所在地・東京、全国の事務所ごとに採用
社風大手のビジネス業務を柔軟かつ自由なミドルサイズの組織で遂行
キャリアパス専門職への道、マネジメントへの育成

就活ポイント

上場会社数国内第4位、従業員数国内第5位で、大手と中小の両方のメリットを持っています。多様なクライアントにパートナーとのユニークな距離感で高品質な監査サービスを提供しており、新卒から現場で豊富で責任のある業務を担当できます。

国際的な取引も増加しているため、英語自己学習プログラムやグラントソンインターナショナルの研修プログラム「GTILトレーニングプログラム」への派遣など、充実した支援制度も魅力です。

参照:太陽有限責任監査法人 | Grant Thornton
参照:太陽有限責任監査法人 採用情報 | Grant Thornton

東陽監査法人

名称:東陽監査法人

監査法人の特徴

1971年に東京で設立され、2018年にはCrowe Globalへ加入するなど、国際的な規模で業界の一角を担う監査事務所です。従業員数は373名(2023年3月末現在)。

東京・大阪・名古屋の3都市に事務所を構え、上場企業87社、合計287社の監査を担当しています。

初任給月額320,000円以上
仕事内容監査・国際業務・アドバイザリー・IFRS対応
福利厚生・研修制度社会保険、コミュニケーションスキル養成研修、監査業務スキル養成研修など
企業規模従業員数373名(2023年8月)
勤務地本社所在地・東京、東京・名古屋・大阪の3事務所で転勤の可能性有り
社風オープンでアットホーム
キャリアパスマネージャー(7〜15年目)、パートナー(15年目〜)

参照:東陽監査法人
参照:東陽監査法人 採用情報サイト

監査法人の採用選考の傾向と対策

監査法人の採用選考の傾向と対策を以下の3つの視点でご紹介します。

  • 監査法人ならではの採用選考の特徴はある?
  • 履歴書・エントリーシート対策
  • 面接対策と注意点

特に1番目の「監査法人ならではの採用選考の特徴はある?」をチェックすると、他業種の企業と異なる就活アプローチができるでしょう。

では、ひとつずつ案内していきます。

監査法人ならではの採用選考の特徴はある?

監査法人では、業務の専門性から会計学や経営学などに基づく分析力や民法や商法・会社法など幅広いリーガルマインド、そして倫理観などが特に重視されます。

新卒の定期採用の場合、書類選考では公認会計士試験の全科目合格者が応募条件であり、面接では業界への理解と監査やアドバイザリーに対するモチベーションが問われる場合が一般的です。

履歴書・エントリーシート対策

履歴書やエントリーシートでは、専門的な資格や監査業務への興味を具体的に示すことが重要です。

例えば「IPO監査に興味がある」など、自分の興味を際立たせる情報を記載し十分にアピールしましょう。

また、エントリーシートにおいて具体的な会計のプロジェクト経験や関連する課外活動を詳細に記述すると、高評価を得られるケースが多いです。

まとめ:監査法人の採用選考の特徴を把握し内定への一歩を踏み出そう

最後に、今回の記事の内容をまとめてご紹介します。

  • 監査法人の採用選考の特徴は、企業ごとに異なる傾向と対策がある
  • 履歴書・エントリーシート対策では、学生時代にリーダーシップを発揮した具体的な体験やインターンシップやアルバイトでの業務経験を紹介する
  • 面接対策としては、自分の経験と応募先の業務内容との関連性を強調し、説得力のある回答を用意する
  • 各監査法人の社風やキャリアパスに合致した自分のキャリアビジョンを明らかにすることが重要

監査法人の採用選考は厳しいものが多く、綿密な準備と自己分析が欠かせません。業務内容や社風、キャリアパスなど志望する監査法人の特徴をよく理解し、自分自身のキャリア形成にどうフィットするのかを明確にすることが大切です。

そのためには、情報収集と自己分析をしっかりと行い、自分に合う監査法人を見つける努力が内定への第一歩です。志望する企業の特徴を深く理解し、採用側に対して効果的にアピールできるようさまざまな観点から対策をしていきましょう。