「どの監査法人が人気なのかランキングで知っておきたい」「監査法人の年収ランキングや監査報酬ランキングを比較したい」「準大手監査法人や中小監査法人を選ぶメリットは?」などお悩みではありませんか。各法人の違いを整理するには、監査法人の比較ガイドもあわせて確認すると役立ちます。
今回の記事では公認会計士試験を突破した就活生に向けて、以下の内容を解説します。
- 監査法人業界の全体図と動向
- カテゴリ別の監査法人ランキング
- 海外10大会計事務所との関係図
- キャリア作りに必要な監査法人の選び方
BIG4と呼ばれる大手監査法人を就職先に選ぶ方は多いですが、ご自身が描くビジョンを実現するためには、準大手監査法人なども視野に入れて検討する必要があります。
また、最近は大手監査法人の独占ではなく準大手・中小監査法人のシェアも少しずつ広がりを見せている状況で、監査法人業界の動向も徐々に変化している状態です。
超難関とされる公認会計士試験を突破したみなさんが、最適な就職先を見つけるためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてください。
この記事の要点
- 監査法人は大手(BIG4)・準大手・中小の3分類。規模では大手が売上・人員で突出
- 準大手は太陽・三優・東陽・仰星の4法人(PwC京都は2023年に大手PwC Japanへ統合)
- 初任給は3タイプで大差なし。ランキングは「規模・人気・満足度」で見方が変わる
- ランキング上位=自分に合う、ではない。年収・働き方・クライアントで優先順位をつけて選ぶ
2027年7月1日に予定されている合併について
三優監査法人と仰星監査法人は、「監査法人BDO Japan」の創設に向けて合併することで基本合意しました。合併予定日は2027年7月1日です。
- 両法人は対等の精神に基づいて合併します。法令上の手続としては、仰星監査法人を存続法人、三優監査法人を消滅法人とする合併方式が想定されています。
- 合併後の規模は業務収入 約110億円(2026年6月期見込)・人員822人(非常勤を含む)・被監査上場会社192社と公表されています。いまのどちらの法人よりも大きな規模になります。
- 2027年に入所する人は、2027年7月1日に所属する法人の名称が変わります。初任給や待遇の条件は、各法人がいま公表している募集要項が基準です。
この記事で準大手4法人(太陽・三優・東陽・仰星)として並べているのは、2027年6月30日までの区分です。
出典:三優監査法人「「監査法人BDO Japan」の創設に向けた検討について」(2026年7月27日公表・2026年8月31日確認)
BIG4を含む監査法人の全体観と分類

最初に監査法人の全体像と分類について整理しておきます。
業界全体図の比較と動向
監査法人業界は、知っての通り大手監査法人(いわゆるBIG4)が大きなシェアを占めています。BIG4だけで業界全体の監査業務を半分近く担当している状況です。
規模感で比べても、大手監査法人の次に位置する準大手監査との間には大きな差があります。最新のデータ(※)による監査証明業務の売上高で比較しても、4位のPwC Japan有限責任監査法人(410億円)と5位の太陽有限責任監査法人(175億円)には約235億円の差がある状態です。BIG4は世界的な大手会計事務所グループ(BIG4)とそれぞれ提携している関係もあり、準大手や中小の監査法人よりも抱えているクライアントは多岐に渡っています。
近年は監査の厳格化が進み、監査工数が増えたことで、監査報酬の値上げ・社内体制の整備・人員整理など対応すべき内容が増え、大手監査法人もクライアントを選ぶ必要性が出ています。したがって、準大手や中小監査法人にはチャンスが生まれ、ジリジリと取引数を伸ばしている状況です。
金融庁の令和6年版モニタリングレポートの統計でも、IPOにおける監査業務のシェアは大手監査法人が49%と高いものの、準大手・中小監査法人のシェアが増加している傾向にあると記載しています。
そもそも2015年に発覚した東芝の会計不正事件がきっかけで、監査が年々厳格化している状況ですので、今後も大手監査法人だけでなく、準大手や中小監査法人の動きには注目していく必要があるでしょう。
※参照データ
1. PwC Japan有限責任監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
2. 太陽有限責任監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
大手監査法人の一覧
大手監査法人は次の4法人です。
- 有限責任あずさ監査法人
- 有限責任監査法人トーマツ
- EY新日本有限責任監査法人
- PwC Japan有限責任監査法人
公認会計士の就職先として多くの方が目指している監査法人であり、在籍する公認会計士やパートナーの数は準大手や中小監査法人よりも圧倒的に多いといえます。
準大手監査法人の一覧
準大手監査法人は次の4法人です。
- 三優監査法人
- 太陽有限責任監査法人
- 仰星監査法人
- 東陽監査法人
※PwC京都監査法人とPwCあらた有限責任監査法人は2023年12月1日に合併し、大手のPwC Japan有限責任監査法人となりました。このため現在の準大手は上記4法人です
規模感は小さくなるものの、準大手監査法人も次第に認知度は高まりつつあります。
中小監査法人の一覧
代表的な中小監査法人は次の3法人です。
- 監査法人アヴァンティア
- アーク有限責任監査法人
- ESネクスト有限責任監査法人
中小監査法人は200以上存在しますが、準大手に次ぐ売上の高い監査法人が上記の3法人です。
公認会計士・監査審査会が出している令和8年版モニタリングレポートにも記載がありますが、大手監査法人から準大手・中小監査法人へ会計監査人を変更する傾向もあります。令和8年6月期では、大手監査法人から準大手・中小規模監査事務所へ会計監査人を異動した件数は45件にのぼり、需要は高まりつつあるでしょう。
監査法人の人気ランキングは?一番人気があるのは?

公認会計士試験を突破した就活生から人気があるのは、大手監査法人です。
全体の数値で見ると、おおよそ大手監査法人の採用者数は合わせて1,000〜1,200名程度採用、準大手・中小で合わせて500〜600名程度採用しています。
一方で、公認会計士試験の突破者数が2025年度で1,600名程度であり、その内の8割〜9割は就職に進みますが、準大手だけでは枠がそもそも小さいこともありほとんどの方が大手監査法人を希望することになります。
ちなみに、監査法人別の人気度についてはどの視点を切り取って判断するかによって異なるでしょう。
カテゴリ別!監査法人ランキング表

では本題として、知っておくべきカテゴリ別の監査法人ランキングを見ていきます。
ランキングについては以下資料をもとに作成しております。
※有限責任監査法人トーマツ:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年5月期)
※有限責任あずさ監査法人:業務及び財産状況説明書(2025年6月期)
※EY新日本有限責任監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※PwC Japan有限責任監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※太陽有限責任監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※東陽監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※仰星監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※三優監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※監査法人アヴァンティア:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年6月期)
※ESネクスト有限責任監査法人:業務及び財産の状況に関する説明書類(2025年12月期)
監査法人売上高ランキング
2025年6月期の最新データ(各法人の説明書類)では、有限責任あずさ監査法人が業務収入131,431百万円で首位、トーマツが129,788百万円で2位です。PwC Japanは2023年の合併で規模を伸ばし、単独で4位となっています。
| 順位 | 監査法人 | 業務収入総額(百万円) | 決算期 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 有限責任あずさ監査法人 | 131,431 | 2025年6月期(第41期) |
| 2位 | 有限責任監査法人トーマツ | 129,788 | 2025年5月期(第58期) |
| 3位 | EY新日本有限責任監査法人 | 122,886 | 2025年6月期(第26期) |
| 4位 | PwC Japan有限責任監査法人 | 84,191 | 2025年6月期(第20期) |
| 5位 | 太陽有限責任監査法人 | 18,128 | 2025年6月期(第55期) |
| 6位 | 仰星監査法人 | 5,255 | 2025年6月期(第36期) |
| 7位 | 三優監査法人 | 5,192 | 2025年6月期(第39期) |
| 8位 | 東陽監査法人 | 4,684 | 2025年6月期(第55期) |

監査法人の規模感で比較するならば、大手監査法人と太陽有限責任監査法人がやはり強い形です。また、今期に関して言えば、PwC Japan有限責任監査法人と三優監査法人が、前期と比べて大きく売上を伸ばしていることがデータからわかります。
今回集計している売上高には「監査証明業務」「非監査証明業務」の2つを含んでいます。
内訳別で見る売上高ランキングは以下の通りです。
監査法人売上高ランキング(監査証明業務・非監査証明業務別)
| 順位 | 監査法人 | 監査証明業務 売上高(単位:百万円) | 非監査証明業務 売上高(単位:百万円) |
|---|---|---|---|
| 1位 | EY新日本有限責任監査法人 | 99,339(前期比 103.4%) | 23,546(前期比 123.1%) |
| 2位 | 有限責任あずさ監査法人 | 99,047(前期比 106.2%) | 32,384(前期比 115.4%) |
| 3位 | 有限責任監査法人トーマツ | 95,782(前期比 101.5%) | 34,006(前期比 69.9%) |
| 4位 | PwC Japan有限責任監査法人 | 41,029(前期比 113.4%) | 43,162(前期比 118.5%) |
| 5位 | 太陽有限責任監査法人 | 17,560(前期比 100.8%) | 568(前期比 100.4%) |
| 6位 | 仰星監査法人 | 5,043(前期比 108.6%) | 213(前期比 104.1%) |
| 7位 | 三優監査法人 | 4,478(前期比 110.7%) | 715(前期比 120.4%) |
| 8位 | 東陽監査法人 | 4,623(前期比 98.0%) | 62(前期比 105.5%) |
| 9位 | 監査法人アヴァンティア | 2,597(前期比 125.7%) | 91(前期比 101.6%) |
| 10位 | ESネクスト有限責任監査法人 | 2,331(前期比 113.0%) | 126(前期比 97.1%) |
業務収入に占める監査証明業務収入の割合をみると、大手監査法人では、約70%であるのに対して、準大手監査法人と中小監査法人では、それぞれ約95%、約90%と監査証明業務の割合が高いことがわかります。
大手監査法人では非監査証明業務を行うことが、人材育成のための多様な業務経験の機会の提供となることや、幅広い経験や知識を得ることが監査品質の向上にも繋がる効果があることなどに加えて、人材を確保するためにも効果があるという方針により、一定程度の非監査証明業務も必要であるとする業務運営を行っています。
準大手監査法人では、監査証明業務を中心とした業務運営を行っています。このことから、非監査証明業務に関しては、監査証明業務と併せて実施することが有用であるとされる業務や、人員等の状況を踏まえ実施可能な業務に限定する業務運営を行っています。
中小監査法人の業務収入は総じて少ないですが、業務収入の規模が上位である法人には、大手監査法人を中心に監査契約解除を行った被監査会社に係る監査契約の新規締結を行ったことにより、業容を拡大する傾向がみられています。特に、令和3年度以降において、監査人の異動により年間 100 件前後の被監査会社が増加しているため、監査証明業務収入が大きく増加しています。
監査証明業務における被監査会社数ランキング
| 順位 | 監査法人 | 被監査会社数(監査証明業務・2025年6月期) |
|---|---|---|
| 1位 | EY新日本有限責任監査法人 | 3,805社 |
| 2位 | 有限責任あずさ監査法人 | 3,255社 |
| 3位 | 有限責任監査法人トーマツ | 3,215社 |
| 4位 | PwC Japan有限責任監査法人 | 1,447社 |
| 5位 | 太陽有限責任監査法人 | 1,113社(うち大会社等388社) |
| 6位 | 仰星監査法人 | 277社(うち大会社等118社) |
| 7位 | 三優監査法人 | 227社(うち大会社等84社) |
| 8位 | 東陽監査法人 | 212社(うち大会社等88社) |
上場国内会社の約60%、時価総額ベースで約90%を大手監査法人が監査している傾向が過去から継続しています。これは、時価総額の大きな上場国内会社は業務規模も大きく、また、業務が複雑で国際的なものが多く、その監査には多数の監査人員及び多様な専門能力等を必要とするため、大手監査法人以外の監査法人では対応が困難であるためと考えられます。
このように、被監査会社数は規模感に左右されるため、大手と準大手・中小監査法人では大きな差が発生します。また、大手監査法人から中小監査法人へ監査人を変えた企業も年々ぞ増えてきています。大手監査法人の監査報酬の増加、企業側の継続監査期間の対応、企業規模に合わせた監査法人の選定など、複数の要因が絡み合っていると思われます。
監査法人平均年収ランキング
| 順位 | 監査法人 | 平均年収 |
|---|---|---|
| 1位 | EY新日本有限責任監査法人 | 799万円 |
| 2位 | 有限責任あずさ監査法人 | 796万円 |
| 3位 | 有限責任監査法人トーマツ | 788万円 |
| 4位 | PwC Japan有限責任監査法人 | 786万円 |
| 5位 | 太陽有限責任監査法人 | 774万円 |
各監査法人による具体的な平均年収は公開されていませんので、勤務経験者が情報提供をしているopenworkにて、平均年収が記載されているデータのみまとめています。
基本的に会計士はどこも高い給与水準にはなると思いますが、平均で見ていくと大手監査法人のほうが年収は高い傾向です。スタート時は各監査法人でそこまで差がない可能性がありますが、キャリアを積み役職等がつくタイミングから、大手監査法人と準大手・中小監査法人の給与水準に差が生じると思われます。
福利厚生などの待遇面にも違いがあるので、興味を持った監査法人の募集要項は細かくチェックし、予測を立てておくのも必要です。
監査法人満足度ランキング
| 順位 | 監査法人 | 満足度 |
|---|---|---|
| 1位 | PwC Japan有限責任監査法人 | 4.13 |
| 2位 | 太陽有限責任監査法人 | 3.92 |
| 3位 | 三優監査法人 | 3.91 |
| 4位 | 有限責任監査法人トーマツ | 3.90 |
| 5位 | 有限責任あずさ監査法人 | 3.88 |
| 6位 | EY新日本有限責任監査法人 | 3.64 |
| 7位 | アーク有限責任監査法人 | 3.43 |
| 8位 | 監査法人アヴァンティア | 3.34 |
| 9位 | 仰星監査法人 | 3.24 |
| 10位 | ESネクスト有限責任監査法人 | 3.15 |
企業口コミサイトopenworkにて、総合評価の点数が高い順でランキングにしました。評価項目は以下の通りです。
- 待遇面の満足度
- 社員の士気
- 風通しの良さ
- 社員の相互尊重
- 20代成長環境
- 人材の長期育成
- 法令順守意識
- 人事評価の適正感
満足度に関しては、必ずしも規模感や知名度だけではなく、太陽有限責任監査法人や三優監査法人のように、準大手や中小監査法人でも高い数値を獲得しております。
特に、風通しの良さや人事評価の適正感などは大手監査法人よりも準大手監査法人のほうがポイントは高い印象です。
世界の監査法人ランキングと国内の監査法人の関係性は?

国内の監査法人と世界の会計事務所との関係図は以下となります。
| 世界10大会計事務所 | 提携先の監査法人 |
|---|---|
| デロイト・トウシュ・トーマツ(アメリカ) | 有限責任監査法人トーマツ |
| プライスウォーターハウスクーパース(イギリス) | PwC Japan有限責任監査法人 |
| アーンスト・アンド・ヤング(イギリス) | EY新日本有限責任監査法人 |
| KPMG(オランダ) | 有限責任あずさ監査法人 |
| BDO(ベルギー) | 三優監査法人 |
| RSM(イギリス) | RSM清和監査法人 |
| グラントソントン・インターナショナル (イギリス) | 太陽有限責任監査法人 |
| ネクシアインターナショナル(イギリス) | 仰星監査法人 |
| クロウ・グローバル(アメリカ) | 東陽監査法人 |
| ベーカーティリー・インターナショナル (イギリス) | 監査法人日本橋事務所/監査法人グラヴィタス/如水監査法人 |
当然、ネットワークが広い会計事務所であれば、世界中のクライアントへサービスを提供できることになるので、提携先は一つの指標になるといえます。
加えてノウハウやスキルの共有、人材面での交流もあるため、今後の成長性やキャリアについても大きな影響を受ける形になるでしょう。
監査法人は自分なりに優先順位をつけて選ぶ

ここまで読み進めると、就職先の監査法人を選ぶには業界全体の流れを把握しつつ、各監査法人の特徴と自分なりの考えや価値観をすり合わせる大切さが伝わったと思います。
判断する項目は多いですが、選び方のポイントを4つ見ていきましょう。
キャリアプランと成長スピード
将来性を考えてキャリアの選択肢を多く持ちたいのであれば、大手・準大手監査法人にメリットがあります。
単純に、規模が大きいだけに監査法人内でステップアップを狙いやすい点もありますし、海外事務所と提携していれば海外へ出向するチャンス、省庁や大手事業会社への出向など選択肢を多く持つことが可能です。
ただし、公認会計士であれば将来的に独立を目指したい方もいるはず。独立するとなれば、大手で1つの専門分野を磨いていくよりは、監査やアドバイザリーなど多方面の力を早く身に付けられる準大手・中小監査法人を選ぶのが近道です。
大手監査法人では監査業務の量も多いため分業になりますが、準大手・中小監査法人では、一人一人の存在が大きく、多岐に渡って業務を遂行する傾向にあります。
例えば、三優監査法人では少数精鋭のチームを組んで監査を行うため、若手の内から任される仕事の範囲が広く、クライアント先の裁量権ある人物と近い距離で業務を遂行できます。早い段階で難易度が高い勘定科目にも挑戦できるため、大手監査法人よりも数倍の早さで知識と技量アップを目指すことも可能です。
組織体制
組織体制によって、入所後に関わる業界や範囲が違うため、各監査法人がどんな組織体制をとっているのかは意外と重要なポイントです。
大手監査法人であれば事業部門を設定し、入所後はどこかの事業部門に配属される形になります。異動がない限り、特定分野の業務を遂行していくことになるので、ゆくゆくは専門性を持った人材へと成長していく可能性が高いでしょう。
一方、準大手や中小監査法人は垣根を超えたプロジェクトや多方面の業界を担当することが多いので、マルチ人材へと成長していく形です。
年収
公認会計士として働く以上、年収が気になる方も多く、就職において重要なポイントです。
実は初任給に限っては大手・準大手監査法人の間にはそこまで差が発生しません。賞与に関しても年2回〜3回と似たようなシステムを組んでいます。
知名度
長く監査法人業界に身を置くのであれば、就職した監査法人の知名度は将来に影響する可能性はあります。
例えば、将来的に転職を視野に入れているなら、大手監査法人の経歴があるのとないのでは選択肢は大きく変わってきます。また、独立を考えているならば、クライアントへ営業する際も知名度のある監査法人での経験が伝えられれば説得力も増しプラスに働くケースもあるでしょう。
監査法人ランキングに関するよくある質問
監査法人ランキングで一番人気はどこですか?
規模や研修の充実から大手(BIG4)が人気を集めますが、重視する軸によって自分に合う法人は変わります。人気=自分に合う、とは限りません。
監査法人は年収で選んでよいですか?
初任給は大手・準大手・中小で大きな差がありません。年収だけでなく、携わるクライアントや働き方まで含めて選ぶとミスマッチを防げます。
準大手監査法人にはどこがありますか?
太陽有限責任監査法人・三優監査法人・東陽監査法人・仰星監査法人の4法人です(2026年時点)。
ランキング上位の法人が自分に合いますか?
必ずしも合うとは限りません。規模のランキングと相性は別物です。自分の優先順位(成長環境・働き方・クライアント)を決めて選ぶことが大切です。
このランキングはいつの情報ですか?
2026年時点の最新データにもとづき、法人の統廃合(PwC京都のPwC Japanへの統合など)も反映しています。
まとめ:自分に合う監査法人を選ぼう
最後に今回の記事をまとめてご紹介します。
- 大手監査法人が大きくシェアを占めているものの、最近は準大手・中小監査法人のシェアも増加している
- キャリアや成長スピードをにおいては、準大手や中小監査法人を選ぶことでスキルアップが早くなり、多方面の知見や技量を早く習得できる
- 単に名が知れている監査法人に就職すればいいのではなく、公認会計士として自身の求める方向性を実現できる監査法人を選ぶべき
公認会計士として気持ちよくスタートを切るためにも、ご自身が将来的にどうしていきたいのかをある程度明確に決めたうえで、監査法人を選ぶことが大切です。
ぜひ、今回紹介した監査法人業界の動向やランキングを参考にしてみてください。
参考文献・出典
- ※有限責任あずさ監査法人「業務及び財産の状況に関する説明書類」第41期(2024年7月〜2025年6月)
- ※有限責任監査法人トーマツ 同 第58期(2024年6月〜2025年5月)
- ※EY新日本有限責任監査法人 同 第26期(2024年7月〜2025年6月)
- ※PwC Japan有限責任監査法人 同 第20期(2024年7月〜2025年6月)
- ※太陽有限責任監査法人 同 第55期(2024年7月〜2025年6月)
- ※仰星監査法人 同 第36期/三優監査法人 同 第39期/東陽監査法人 同 第55期(いずれも2024年7月〜2025年6月)
- ※監査法人アヴァンティア 同 第18期(2024年7月〜2025年6月)/ESネクスト有限責任監査法人 同 第6期(2025年1月〜2025年12月)
- ※公認会計士・監査審査会「令和8年版モニタリングレポート」(2026年7月)https://www.fsa.go.jp/cpaaob/shinsakensa/kouhyou/20260717/2026_monitoring_report.pdf
- ※平均年収・満足度は就業クチコミサイトopenworkの掲載値(2025年8月時点)
